に、二月じゃん!

 一月は行き、二月は逃げ、三月は猿(ちゃうわ去る)とはよく言ったもの。時が過ぎるのはあっという間・・・なんて思ったことのないkinomusikです。だってほんまに思ったことないねんもん。みんなほんとにそう思ってる? 私はいつまでたっても1日が重く長く心にのしかかって離れないのよ!

 私日記を書き出して10年目になります。(あ、アナログ日記ね)去年おととし一昨々年の日記が上段にある環境にて今年本日の日記を書くわけなのですが、今日日記を書いていたら去年の今日、mixiにて知り合った24歳のおねいさんとのメッセージのやりとりがなんか面白い、という記述があり、あんた騙されているよ! と今年の私は去年の私に言ってやりたくなりました。
 そのおねいさんの正体は、大学のクラスメイトだったんですけどね。2ヶ月ほど騙されたままマイミクになったり相談もちかけたりしてたんですけどね。相手もうまいこと赤の他人みたいなコメントやメッセージを書いていたんですけどね。で、そのクラスメイトは何でそんなことしたかっていうと、ただ単に私と喋りたかっただけなんですって! リアルでやれよ!
 私はちょうどその頃から人間不信に陥りました。ちゃんとその子とタイマンで喋ったりもしたんですけど、やっぱぎこちなくて。やはり何といっても巧く騙されていたっていうのが一番傷つきました。っていうかねー、きっと私は今まで人に騙されたことのないねんねちゃんだったんだろうね。耐性がなかったのよ。その子がいくら私に興味を持って近づいて、本音で喋りたいと思ってくれていたとしても、やっぱり何から何まで嘘で固められて近づかれたってのが痛かった。あんまり喋ったことのない子だったけど、嫌いではなかったから。たたずまいや存在感なんかが、好きだった。
 その子は知っている事象でも、mixiのコメント欄に知らない振りして書いてた。まあそんな細かい嘘や演技が、後から気づかされただけにひどくひどく辛かったわけです。ああ、この子私を何だと思ってるんだろう。そして嘘をつくなら最後まで突き通して欲しかったのに、自らバラすという、嘘をつくものが最もやってはいけないこともしてしまったのですこの子は。(嘘を浮気に変えても一緒だよ★)
 でも一番痛かったのが、私がこんなことで傷ついた自分を受け入れられなかったという事態です。だって現にその子は私に憧れの感情を持っていてくれたわけで、嘘はついていたけど近づきたいと思われることは苦痛ではないじゃないですか。だから必死に、こんなことで傷ついちゃいけないんだ、と思い込んでいました。いや、今思うとそんなの人それぞれやから傷ついたら傷ついたでしょうがないんですけどね。現にものすご傷ついたわけだし。
 そんなこんなで去年の春あたりから人が怖くて仕方なかった私は、大学で仲の良かった(唯一といってもよい)2人の友人ですら失ってしまいました。みじめだよ。これで満足かい。
 今なら分かるのになー。私はただ怖かっただけなんだと。人間がああも冷酷に他人に対して嘘をつける、演技ができるという事実を体験してしまったから、人が信じられなかっただけなんだ。信じなくてはいけない人だっていたのに。ちゃんとそういうことを、去年の私に言ってやることができたら。色んな人を傷つけずに済んだかもしれないのに。無念。