薔薇のない花屋

 今日観た再放送のお話、一話だけ見逃していたお話だったのですが、一番良いお話でした。
 昨日メールのやりとりをしていた人に、きみは何の花が好き? バラでしょ、なんとなく。といわれたので、バラはおしゃれじゃないから嫌い、ガーベラをくださいって送った。バラって何だか、もはや名前負けしている。

 高校時代に親友からもらった、私の小説の感想文を再読。とても素敵な内容だ。真実のことばに、心打たれる。
「あなたの日記や小説を読むと、なぜだか私は泣いてしまう。エアコンやテレビを消したくて必死にスイッチをおしているけれども、消えない、そんな夢を見た時の感触に似ている。自分が何をやっても世界は変わらない、そんな無力感。けれどもただ理屈ぬきに哀しいのかもしれない」
 あの子はいまごろどこで何をやっているのかしら。きっと花や草や木や虫にかこまれながら、暮らしているんだろうな。私のことをまだ覚えててくれてるかな。どっちでもいいや。私が一生忘れないから。