TOKYO!

 3つの短編からなる映画。私はミシェル・ゴンドリーの監督した、1つ目の『インテリア・デザイン』が好きでした。
 ファッションや色彩や、少し冗長な脚本もまどろっこしいけど好きだったし。(加瀬亮がやな男なんだなこれが)主役の女の子の顔も超好みでした。心に残る場面がたくさんあった。終わり方が、切なくて、なんていうのか、ソレでいいのかおまえ、みたいな、こういう映画が好きみたい。
 彼はレオス・カラックスが監督した2つ目の『メルド』(フランス語で糞)が気に入ったみたいで、東京にいるあいだは2人でたまーにメルドの真似をしてた。日本へのアイロニーに満ちた映画。ヨーロッパの人たちにとって、やっぱり死刑制度ってのは野蛮に映るんだろうなぁ。実際、野蛮だけど。国が人を殺すに同じなんだから。でも日本人には宗教観がないから、ある程度仕方のない部分もあると思う。
 で、3つ目のホン・ジュノの監督した『シェイキング東京』は思ってたより・・・ていうかアジア人っぽい映画だった。蒼井/優はそりゃかわいいってか細いよ。香川はそりゃ演技巧いよ。でもなんかこの映画、古臭いっていうか・・・。

 でも面白かった。映画館がらがらだったし。