かなしくなったときは


かなしくなったときは
海を見にゆく

古本屋のかえりも
海を見にゆく

あなたが病気なら
海を見にゆく

こころ貧しい朝も
海を見にゆく

ああ 海よ
大きな肩とひろい胸よ

どんなつらい朝も
どんなむごい夜も
いつかは終る

人生はいつか終るが
海だけは終らないのだ

かなしくなったときは
海を見にゆく

一人ぼっちの夜も
海を見にゆく




 寺山修司の詩
 中田喜直が歌をつけています。
 でも私は、大中恩の歌のが好き。


 私は海をみにいくことはできません。
 大阪港は汚いし。

 苦しい1週間でした。
 また苦しい1週間が始まる。
 あなたを好きだという気持ちだけが、私の救いです。

 もうじき小説が一応、完成する。