エヴァを初めて最初から最後まで見て、一番好きだったのはリツコ。私は理想の父親像を求めるところがミサトに似ているけれど、何か女としてひとりの男をあれほど愛せるリツコが好きだった。冷静なのに。
 てかMAGIって実在するんだ。
 エヴァのリアルタイムは見てないけど、確か深夜再放送を途中まで見たおぼえがある。その頃まだ中学生だった私は、ああいう男の子向けの重い暗いアニメが好きではなかった。ので最後までは見なかった。けどアニヲタだったので毎週日曜日には友達とまんだらけアニメイト行ったり、同人誌買ったりアニメディア買ったりしていた。エヴァはリアルタイムからすごい影響力を持っていた。その後放映されたウテナは女の子版エヴァみたいな感じで、(作りこみ方は違うけど)私はそっちにハマってしまい今に至る。なのでエヴァを初めて見た。やっぱ見るもんだ。いいものはいい。
 なんつーか、アニメや漫画のいいところは、実写では表現し得ない世界を作り出せるこの一言に尽きる。表現の域を広げることによって見えてくるもの。陳腐になりがちなのが欠点で、それを克服すればエヴァウテナのように純文学たる、もしくは演劇のようなアニメができあがるのだろう。最近のアニメはとんと見てないけど、そういう作品あるのかな。