近いのに京都旅行③

 楽しい時間はあっという間にすぎてしまうの。この3日間はまるで、夢のなかにいるみたいだった。秋からの半年は地獄のなかを匍匐全身しているような日々だった。辛いのに、誰にも言えずひとりで泣くしかない日々。みんなに忌み嫌われているのが分かった。誰も私を見なかった。
 そんな思いで迎えた朝。私の春。
 3日目は、私の希望でまず南禅寺へ。水路閣をいちど見てみたかったのです。



 その後北白川まで歩いてつかれきった2人は、ケーキを食べました。


 ふたりとも甘いものが大好きなので、幸せな気分になります。
 そいで哲学の道をぶーらぶら。夕暮れ近いので、なんだか陽射しがやわらかくて素敵でした。若王子神社でひとやすみして、四条烏丸にある梅酒たくさんの居酒屋へ。梅酒を50種類のなかから選ぶのです!(和三盆梅酒はおいしい)
 また前の晩のように東山の花灯路へ。今度は青蓮院にいってみました。商魂たくましかったです。高台寺よりも、男っぽい場所でした。
 そんなこんなでお別れの時間。なんだか彼とは、家族みたいで親友みたいで恋人みたいで。将来けっこんしてしまうかも! なんて思いました。うそです。でも嫁のもらいてがなかったら、もらってくださいお兄さんってかんじです。なにやら久しぶりに幸せな日々でした。