2年前

2年前の出産覚書。そろそろ2人目の出産なので。

家系的に高血圧ということもあり、中期からわりと血圧が高めだった私。妊娠30週で150/100とかになり妊娠高血圧症候群で緊急入院。その後入退院繰り返して35週で腎臓と肝臓の数値が悪化、重症妊娠高血圧腎症と胎児機能不全にもなり緊急帝王切開。1770gの男の子を産みました。息子はそのままNICUへ。幸い体重が軽いだけで何も異常はなく、2週間で退院。私の胎盤がかなり小さかったのが息子が成長せず高血圧になった原因だそうでした。

ただ私の身体がなかなか良くならず。産後は腹水胸水肺水腫になり、酸素吸入しながら色んな点滴につながれて血管痛や薬の副作用に耐えていました。肝臓の数値も悪かったため痛み止めも限度があって痛かった。導尿も結局1週間抜けませんでした。体重は産後減るどころか腹水のせいでどんどん増えて、お腹の傷の抜糸をすると傷が開く始末。またすぐ縫合するのではなく、しばらくしてから縫合すると言われしばらく傷がパックリ開いたままの入院生活となりました。グロいのは平気なタチだけど、さすがに自分の開きっぱなしのお腹の傷を直視できなかった…。腎臓内科にもかかりましたが腎臓は一過性のものだと言われ安堵。その後腹水が排出され浮腫も消え体重も落ち傷を再縫合、また抜糸。私が退院できたのは産後3週間経った頃でした。結果的に母子同室もできたし、保険適用の産褥入院のような形になって良かったなぁとは思います。毎日お見舞いに来てくれる夫にお菓子を差し入れしてもらったり、車椅子に乗って一緒にNICUに息子に会いに行ったり、病室で夫に授乳してもらったり、ほのぼのゆったりした日々でした。何より上げ膳据え膳。帝王切開だったので医療保険もおりたし。産後直後はつらすぎて幻覚見たりパニックになったりしたけど。退院の日は長く入院していたので今後医療サポートがなくなるのがかなり心細かったのを覚えています。

そして今回の妊娠は前回の高血圧をふまえ、初期から抗血栓薬を飲むことに。これのおかげか臨月を迎えてもまだ血圧は安定しており浮腫もありません。前回は臨月を迎えることもできなかったので感慨深い。血圧が安定しているとこんなに楽なのか…と思います。ただそのお薬ももう臨月で飲めなくなるので今後どうなるのか。胎児も標準より小さく、子宮血管も高血圧の兆候が出ているらしく不安。VBAC(帝王切開後の経膣分娩)も選べたのですが結局今回も帝王切開にしました。月末が予定日。前回よりはきっと安全で痛くない出産になると信じています。